カテゴリ:バイクの話( 62 )

HONDA MD90:再整備から2ヶ月のサビ具合

a0023174_13423533.jpg6月から8月にかけて行った、郵政カブの状態カイゼン整備の後日談というか、サビ進行の具合なぞ。

メッキハンドル。サビを耐水ペーパーでザッと削ったあとで、サビキラーを塗布しただけ。元の状態から比べれば、まだまだマシ。
a0023174_14232510.jpgホーン。表面研磨後、サビの上から塗れる系の塗料とサビキラーで塗ったのだけれど、こちらはハンドルよりもマシな感じ。
a0023174_13423560.jpgフューエルホースのホースバンド。
新品・ステンレス製だというのに、なんだこのサビ。
a0023174_13423529.jpgレッグカバーの締結部品。サンポールでサビを落としてサビキラーを塗布したのだけれど、2週間もしないうちにサビがひどくなりました。サンポール処理は通算2回目で、ひょっとしたら中和に失敗して酸性に傾いたままの可能性がありますね。高いものじゃなし、新品交換しようかなぁ。
a0023174_13423583.jpg後輪。ハンドル同様、リムは研磨とサビキラー塗布のみで、同じ様なサビ具合。前輪も似たような感じです。さすがに新品スポークは、まだまだ元気。
a0023174_13423601.jpgリアキャリア。サビ処理にはソコソコの手数をかけたのだけれど、食卓にこぼしたケチャップを拭ったタオルのように、にじみ出るようなサビ方をしとります。キャリアを形作るパイプの内側は未処理だもの、当然と言えば当然かぁ。やっぱり、赤サビ色で塗装しとけば良かったなぁ。

総じて。先の整備では表面的なサビ処理しかしていなかったので、再びサビに覆われることは織り込み済みだったとはいえ、せめて3ヶ月くらい気持ちよく乗れれば良いな…と思っていたのが期待はずれ。1ヶ月もしないうちにサビがチラホラ目につくようになりました。先だっての2連続台風も露骨に影響しましたけれどね。

以上、サビ対策の悪い結果見本?まで。やはり根本的にサビ退治されたい向きは、表層だけではなく、その下までサビを完全に削り取るしかなさそうだよ、と。私のように、そこまで時間と手間をかけたくない向きは、一見キレイにしたところで再びサビることを予め受け入れておきなされ、ですね。


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by onionjk | 2018-10-21 14:20 | バイクの話 | Comments(0)

バイクの遍歴

およそ2ヶ月の間、郵政カブの整備に休日を費やしたおかげで、すっかり頭がバイク脳になってしまいまして。
なんとなく、これまで乗り継いできた16台のバイクをまとめてみました。

下の画像ではモデル・カラー含めて所有してきた車両を購入順に掲載していますが、ゴメンナサイ「※」のついた写真はネット上の画像を借用させていただきました。

a0023174_01084979.jpg
  1. YAMAHA DT50
  2. SUZUKI TS50 'Hustler'
  3. KAWASAKI KL250R
  4. SUZUKI GSX250E
  5. SUZUKI GF250
  6. SUZUKI GSX750S (III) 'KATANA'
  7. SUZUKI DR250S
  8. SUZUKI TS200R
  9. YAMAHA SRX-6 (I)
  10. SUZUKI DR250S
  11. SUZUKI GS400E
  12. SUZUKI VX800
  13. SUZUKI SV650S
  14. SUZUKI TR110 'Street Magic II'
  15. SUZUKI DR-Z400S
  16. HONDA MD90 (P)


先日、顔馴染みの理髪店のバイク好きマスターから「マニアックなの乗り継いできましたねぇ」と言われたのですが、該当しそうなのはVXとMD、次点で3型カタナくらい? どちらかというと、DTとSRXを除けばマイナー車両ばかり、というのが実情ではないかと。スズキが12台、ヤマハが2台、ホンダとカワサキが1台ずつという割合からもソコラヘンが窺えるでしょう(笑)。DTからVXまでの12台が10代から20代にかけて購入したバイクで、その多くが格安・割安な中古車。その過程で自分好みのバイクの特徴が明確になり、以降は乗り換え頻度が下がってます。

一連のバイクの中で、面白かったバイクは…

a0023174_00232249.jpgオフ車では、SUZUKI TS200R。

コンパクトで軽くて馬力があって吹け上がりも良くてブレーキも良く効き、足もしなやか。峠道でも林道でもクローズドコースでも大変楽しいバイクでした。その快楽と引き換えに、メインで100km走れるかどうかという、極端に航続距離が短い欠点あり。ソコソコ長いこと手元にあったバイクで、新車購入から間もなくして普段使い&長距離ツーリング用の中古バイク(SRX〜VX)との2台運用と相成りました。しかしまぁ。今や2ストバイクなんざ輸入車でしか存在しない世の中になってしまいましたねぇ。
a0023174_00232161.jpgオンだと、SUZUKI GS400E。

ハンドリングもパワーの出方も凄く素直で、軽いおかげでブレーキも良く効き、中低速コーナーでクイクイ曲がる。オンロードタイプで初めて「操縦が楽しい!」と思えたバイクでした。空冷2気筒ゆえ絶対的なパワーはなく、高速巡航は苦手。海外仕様の500ccモデルなら、文句なし、だったのかも。日本では不人気なおかげで上玉中古を安く買えて良かったのですが、素性の良さからすると不遇なバイク、でしたね。

バランスが良かったバイクは…

a0023174_00241550.jpgオフ車では、SUZUKI DR-Z400S。

下からトルクがあるクセに、上までキレイに回るエンジンが素敵。大柄で重量もソレナリにはあるものの、走り出してさえしまえばパワーとその出方で帳消し。さすがにTSRのような気軽さ・身軽さはありませんが、峠道でも林道でも楽しく、高速も善し、でした。

オン・オフ取り混ぜた4スト単気筒のバイクの印象として、250ccまでは非力、600ccはトルクがありすぎてギア選択の面白味が減り、加えて空冷だと振動がツラいときがあるので、私的には液冷400ccあたりが丁度いい感があります。
a0023174_01110265.jpgオンだと、SUZUKI SV650S。

GSの軽快感に、VXで堪能した大排Vツインの心地よさを織り交ぜたような、気持ちいいバイク。シートが薄い割りには、長距離ツーリングでも疲れ知らずでした。ただ、やや前傾強めのライポジにイマイチ乗り方を合わせられなかったので、ちゃんと乗りこなせていたかというと怪しいですがね。ちなみに、このバイクは TSRから買い替えたゲタ車・ストマジと2台運用していました。

4スト2気筒のバイクは、不思議と排気量問わずに楽しめたのですが、パワーからすると400〜650ccあたりが私には適当かな、て感じです。800ccの加速は気分良かったけど、あまり遊んでるとお縄になりそうですし(笑)。そして4気筒のバイクはどうかというと、どの排気量でも気疲れするところがあって、イマイチ私にはシックリきませんでした。

そんなこんながあって…

a0023174_00232267.jpg再び沖縄に越してきてからは、HONDA MD90。

「もっとパワーを!もっと速く!もっと軽く!もっとブレーキ効いて!」なんて邪念を「だってカブなんだから、しょうがないじゃん」の一言で吹き払ってしまう、仏のようなバイクです。カブは、カブですね。何者とも違います。肩の力を抜いて走りましょうよ、と。3速しかないギアは気に入らんけどさ。

昔から「バイクはカブに始まりカブに終わる」なんて格言じみた言葉がありますが、こないだまでさんざんイジっていて何となく腑に落ちた感があります。でも、これで終わってしまうのは、なんか癪だなぁ。

じゃあ、最近のバイクの中から選ぶならナニカといえば。YAMAHA XSR900 のデザインには惹かれるし、SUZUKI V-strom 650XT は趣味嗜好ド真ん中だけど、どちらも普段使いにはデカイし高値。となると SUZUKI SV650 ABS か YAMAHA MT-03 あたりが良さげかな。遊び道具として割り切れるなら、YAMAHA トリッカーや APRILIA RX125 も楽しそう。ま、何にしたって、買い替え欲求が高まればの話ですけどね。


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by onionjk | 2018-08-17 22:34 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#19 課題と宿題

a0023174_17113245.jpg今回の整備シリーズの、最後のまとめ。
備忘録がてら、今後の課題を記しておきます。

3年前に交換したバッテリーは、+端子にナニカの結晶がまとわりついておりました(硫化塩?)。端子の洗浄&研磨後、サルフェーション分解機能つき充電器で正常にチャージできたので継続利用としましたが、ボチボチ寿命なのかも。
a0023174_17120503.jpgハブ側の固着していたネジを外しても抜けなかったスピードケーブルは、切れたときに店に持ち込んで交換してもらうとするかな。
a0023174_17120627.jpg後輪のベアリング3点およびオイルシールは今回未交換。
ブレーキシューは、前後とも約3mm残。そのうち交換のこと。
a0023174_20273335.jpg春先に購入していた格安のチェーンカバーは、残念ながら私の郵政カブ(P型)には装着できませんでした。「あんどんカブなどの古いカブやインジェクションのカブには使用できません」なんて但書きがあったのだけれど、それでも範囲がアバウトですやね。

穴位置がズレているというより、スプロケカバーの開口部とチェーンカバー先端の形状が合っていないのが原因ぽい。また、サイドカバーとのクリアランスが小さく、サスが動いたときに干渉しそうな気配もあり。

…先端を切断すれば、少なくともネジ位置は合わせられるかもしれないな。でもステンレス製でカッタイんだよな。適当な切断工具がないな。よって、これまたペンディング。
a0023174_11463778.jpgアルミが腐食して表面が凸凹マダラになっているウィンカー4点は、配線に触れる機会があるときに取り外して補修のこと。

※ストップランプのメッキ部は、サビ削り&サビキラー塗布済み。
a0023174_17113297.jpg今回、過去ユーザが貼付けていたステッカー類を剥がしたのですが、何せ古いものだからリムーバーだけでは完全に落としきれず。これはもう、塗装を傷める覚悟で削り取るしかなさそう。

ただし、この先ずっと乗り続けていれば、いずれ車体全体の根本的なサビ対策が必要になるのは確実で、それにもれなく再塗装がついてくるのも確実。よって、その時に改めて考えようかと。過去ユーザが塗ったボディカラーに色を合わせるのは手間なので、ツートーン化かなぁ。
a0023174_17120518.jpg当初、キャブレターを分解してキレイに清掃してやろうかと企んでいたのですけれど、組み立て時に交換が必要となるOリングキットが既に廃番。一応、比較的世代の近いセットを購入していたものの、酷くサビついた締結部品の存在もあって、作業着手に及び腰になってしまいました。

それに、結果的に2ヶ月もの間ガソリンを空にしていたことが、それまで機能していたアチコチに悪影響を与えていることが懸念され、「とりあえず走ればよいのだ(どうせカブだし)」の基本的なスタンスに立ち返って、作業期間がより長期化する可能性のあるキャブの分解整備は将来に持ち越し。信号待ちでたまにエンストするけど、気にしない気にしない(少しは気にしろ)。
a0023174_17131086.jpgこれまた当初、フロントフォークのオイル&シール交換も考えていたものの、フォークチューブがステムに固着しているらしくビクともしませんでした。手持ち工具で何とかしようとすると、ハンマーでぶっ叩くしかなさそうだけど、弊害を考えるとできるだけ避けたい作業。方や、構成部品のサビ具合からして、ステムごとまるっと交換してしまっても良さ気でもあり…。よって、「とりあえず走ればよいのだ(どうせカブだし)」精神で、現状まま保留。

もっとも、バイク屋にフォークオイル交換を頼みがてら状態確認くらいしておこうかな、という頭もありはするのですけどね。
a0023174_17131052.jpgそして最後に。何年か前にバイク屋で「エンジンの音がおかしいんじゃね?」的な発言を受けたのと(そんなこと言われても買ったときからこんな音だもの)、ほとんど乗ってなかったくせに春先のオイル交換で汚れ方がひどかったこともあり、いささかシリンダー&ピストン周りに懸念があるんですよね。クリアランスが拡大して、ピストンが暴れているんじゃねぇかと。

エンジン分解、かぁ。それもサビまみれの。私ゃバイクに乗るのもいじるのも好きだけど、ソコまで行っちゃうと別次元だなぁ。バイク2台持ちならともかく、日常の足として使っている(正確には、改めて使おうとしている)中古のゲタ車にソコまで手をかけるか、悩みどころです。まぁ、とりあえず、今以上に悪化せずに走ってる間は手を触れずとも良いか、な(どうせカブだし)。


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by onionjk | 2018-08-16 19:10 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#18 今回の交換部品

a0023174_21423377.jpgぼちぼち、まとめ。
以下、備忘録がてら今回交換した部品を上から順に記します。

ヘッドライトの固定ボルト左右2本をステンレス製に。
a0023174_21423893.jpgポジションランプ。
えらく曇っていたので、転ばぬ先の杖まで。

なんとなく、クリア球をアクリルスプレーで黄色に塗装しました。
a0023174_21423807.jpgレッグカバー固定部のラバー部品。
ほぼ干涸び、千切れかけていたもので、つい。
a0023174_21423889.jpgエアクリーナーコネクティングチューブ。
キャブレター側が割けていたのです。

チューブの固定に使われる純正バンドが廃番の憂き目に遭い、代替品も不明だったたため、幅7mmのステンレス製ブーツバンド(自動車のタイロッドエンドブーツ固定用)で代用。ちなみに、チューブの溝幅を実測したところ、エアクリ側が10mmちょい、キャブ側が7mmちょいでした(※私のMDはP型です)。
a0023174_22582453.jpgフューエルラインホース2本(キジマ製)とステンレス製クリップ。
a0023174_16333396.jpgエキゾースト・ガスケット。
a0023174_21424714.jpg前後輪のスポーク、タイヤ(DUNLOP D107F/D107)、チューブ(IRC製)、リムバンド(DUNLOP製)。
フロントのベアリング3点と内側のオイルシール。
リアのハブダンパー(NTB製)とブレーキ部外側のダストシール。

フロントのブレーキケーブルは3月に交換済みだよ、と。
a0023174_21424712.jpgチェーン・アジャスター左右。
ネジ部がサビ太り気味だったので、今後の保険まで。
a0023174_21424799.jpgセンタースタンドのスプリング。

あとは、DIYキャリアボックスの固定に使ったステーとボルト類、それにサビがひどかったアチコチのネジを交換しましたよ、と。

作業前は、前後輪周辺だけ新調すればイイかと考えていたのですけれども。型式からして販売開始から20年以上経過した、サビまみれの車両ですもの。後から後から要・交換!部品が出てきてしまいますわね。


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by onionjk | 2018-08-15 22:52 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#17 あちこち塗る。

a0023174_18363489.jpg過去記事で触れなかった塗装まわりをまとめて。

ヘッドライトのフレームは新品交換する予定だったのですが、型式を誤って部品発注してしまうという痛恨のミスを犯してしまい、買い足すのも癪だったので塗装でごまかすことにしました。

耐水ペーパーでサビ落とし→サビ部分にサビキラー→ミッチャクロン塗布、まではリム塗装と同じ工程。メッキ地へのメタリック塗装で質感がどうなるか、といった点に興味があったので、プラサフ(グレー)を塗らずにボデーペン(チタンシルバー)を二度塗り&クリア塗装してみました。結論としては、よほどメタリック塗料を薄く塗らない限り、下地がメッキでも質感には影響しない感じ。ごくごくフツーのメタリック塗装な仕上がりでした。
a0023174_18363360.jpg続いてハンドル周り。写真上段の通り、作業前はサビッサビな状態でした。当初、ハンドルを外してスプレー塗装してやろうと考えていたのですけれど、左側のスイッチボックスの固定ネジが固着してしまって外れない。よしんばドリルで揉んで外したとしても、ウィンカーを外す必要がある。それには、ライト裏の配線の巣をいじくらなくてはならない。今回の整備シリーズでは電装周りに手をつけたくはなかったのと、なんかもう面倒になってきたので、キーシリンダー部だけ外してハンドルをつけたままサビ落しと筆塗り塗装を敢行しました。

ハンドルは、サビキラー。三叉とキーシリンダー部は、サビキラー後にサビの上から塗れる系のマットブラック。キーシリンダーの刻印部にはサビキラーの銀色を流し込み、オン位置の「●」にタミヤカラーの赤を上塗り。
a0023174_18363349.jpg4年前に交換したナポレオンのラジカルミラーもサビがキテいたので、分解のうえサビ落し→サビチェンジャー→マットブラック塗装。なお、写真の様にミラー裏側のネジ2本を完全に外してしまうと、ミラー内部でアーム部を固定する金具が迷子になって復旧にモノスゴク手間取りますのでご注意を。いやホント、投げ捨てようかと思ったもの。
a0023174_18364477.jpg鮎の塩焼きのようになっていたホーンは、サビキラーとサビの上から塗れる系のマットブラック対応。ここまで朽ちていても、ちゃんと機能していたのはエライ。
a0023174_18364587.jpgタンクのキャップと残量メーター部はサビキラー。ガソリンがかかる可能性の高い場所だけに水性塗料であるサビキラーだけでは心もとなかったので、さらにクリアを筆塗り(少しでも効果あればヨシとする)。
a0023174_18364561.jpg焦げたサンマのようなマフラーは、耐水ペーパーで全体的に浮きサビを落としてからサビキラーを塗り、耐熱ブラック塗装。過去の塗装を完全に落とす気力はなかったので、部分的に新旧耐熱塗料の重ね塗りになっています。全く褒められた塗装ではありませんけど、今以上に劣化が進んだらもう、新品交換するしかないだろ、な判断にて。

リアサスはダンパー部をサビキラー、バネをサビチェンジャーで済ませました。マフラー同様、これも交換レベルだろうと考えてはいるのですけどね。

といった作業の効果のほどは、と言いますと。試験走行から10日ほど経った今日、あっちこっちに点サビが出ていることが判明いたしましたよ、と。まぁ、今回の一連の作業は対処療法に過ぎませんからね。サビについては根本的に根絶しない限り、再発を防ぐのは難しい(てか、無理)でしょう。なのだけど、根絶のための手間と時間を考えると、なかなかね…。


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by onionjk | 2018-08-14 19:43 | バイクの話 | Comments(2)

HONDA MD90:再整備#16 ボディ色の探りとフェンダーの塗装

a0023174_22515359.jpg派手目のオレンジで塗られている私の郵政カブ。前のユーザがけっこうキチンと塗ってくれていたようだし、私的にも嫌いな色ではなかったのは良いのですが、使われた塗料が分からずレタッチに困る事になりました。雰囲気からすると、自動車用ではなく建材用ぽい。しかも結構な厚塗りをしてるところからして、入手しやすい安価なスプレー塗料を使っているのではないか?という推論を立て、目立たない部品で実証テストをしてみることにしました。
a0023174_22400480.jpg試験片は、サビでウェハース状に風化し始めていたフロントキャリアの固定部品。
a0023174_22400560.jpgサビと劣化した塗装を金ヤスリと荒めの耐水ペーパーで(例によって)ある程度剥がし、(これまた例によって)希釈したサビキラーを筆塗りし…
a0023174_22400521.jpg凹んだ箇所にパテを盛り、耐水ペーパーで研いで…
a0023174_22400406.jpgプライマー(グレー)をスプレーし、ごくごくフツーぽいオレンジ色のラッカースプレーで塗ってみたわけです。写真で後ろにある小さめの部品が元の色なのですが、写真では同じような色に写っているものの、肉眼では近いけど遠い。厚塗りになってしまった箇所は、まだマシな感じ。元の塗装では白いプライマーが使われている点と、やたら塗膜を厚くすることでオレンジの彩度を上げている点の違いが大きいようで。やっぱり、偶然の一致に頼るのは無理がありますやね(笑)。
a0023174_22410163.jpgさて、こちらはフロントフェンダー先端。塗装の下でサビがプクンと膨れているのが気になっていたのです。だがしかし、試験結果からすると今手元にある塗料では色ズレが気になりそう。てことで、原付2種を示す白いマーカー風にしてやろうかなと思い立ちました。
a0023174_22410704.jpg余り白線が太くなりすぎない範囲で、膨れた箇所を耐水ペーパーで研いだところ。地金まで露出させると、補修しない範囲とのギャップが大きくなりそうなので、(例によって)磨くのはある程度までとし、サビキラー塗布。凹んだ箇所はパテ埋め、と。
a0023174_22402393.jpgそれから白線をキレイに塗るための型紙づくり。フェンダーの裏から紙を当て、フェンダー先端の形状をペンでトレースしたものを、スキャナーでデジタル化。イラストレーターで線をトレース→プリント→切り抜き→フェンダーに当てて確認→イラストレーターで形状調整、という作業を何度か繰り返して適当と思われる形状に辿り着いたら、ラベル印刷紙に出力して型紙としました。そして、型紙を貼った上からテープやチラシによるマスキングを追加し、プラサフと余っていたホワイト系ボデーペンでスプレー塗装、と。

思いつきでソソクサと作業した割りには、まぁソコソコ綺麗に塗れたかな、と。フェンダーの裏側は、錆の上から塗れる系のマットブラックで筆塗りしておきました。これでしばらくサビの進行を気にしないで済めばいいのだけれど。
a0023174_22411770.jpgリアフェンダーの先端は、フロント以上にサビが進行しておりました。この部分は袋状の二重構造になっているらしく、裏側に穴があくと水が溜まってしまうようです。その裏側には、パテ盛り&溶接のあとがあり、過去ユーザの苦労がありありと。

ともあれ、裏も表も劣化部分をある程度削り落としてから、サビキラー→パテ盛り→研磨。更に表はマスキングしてプライマー、裏はマットブラックを筆塗り。
a0023174_22412136.jpgどうせ後ろはソンナ気にしないので(パテの研磨も凄くラフですな…)、近くて遠いオレンジ塗装を試してみました。したらね。やっぱ、色が全然違いますって…。
a0023174_22412563.jpgえぇい、原付2種の△マークでゴマカシちゃえ。て、ちっともゴマカセてないじゃん。

てな感じで、すんごいラフな塗装をしちゃったよ、な話でした。過去の記事でも触れましたけど、今回の整備シリーズでは外観は二の次にしていて、将来の追加整備までハン・ソロのカーボン冷凍よろしく現状維持できればソレでヨシとしています。もっとも、ハン・ソロ同様、解凍したら老けていた!なんてことになりそうな気がしてなりませんが。


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by onionjk | 2018-08-12 23:59 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#15 試験走行、というか。

a0023174_20505953.jpg「マフラーがつけられるのはいつの日か」なんて前回の記事で記しましたけれど。過去2ヶ月強に渡った整備について整理しながらチマチマ書いているうちに、作業の方が一段落してしまいました。そして本日、マフラーに吹いた耐熱塗料の焼き上げを兼ねて試験走行してきたのです。

今回の整備では、曲がりなりにも機能していたキャブやエンジンには敢えて触らず、そして結果的にサスにも手をつけられなかったとはいえ、新タイヤと新ハブダンパー、それに各部のフリクション低減の相乗効果なのでしょう。全体的に「滑らか」になった印象でした。もっとも、走行フィール改善よりも、視界や指先にサビの存在を感じられなくなったことが一番気持ちよかったですけどね。
a0023174_20505927.jpgついでに、今回手をつけなかったキャブとエンジンにヨサゲな添加剤を求めて、バイク用品店に立ち寄ってきました。さりながら、今世紀に入ってから添加剤を買おうなんて気持ちになることが一度もなかったので、最近のソコラヘンの商品についての知識がゼロ。よって、素直に店員の薦めに従ってみました。
a0023174_20505983.jpg買ったのは、LIQUI MOLY のエンジンコーティング&クリーナーと燃焼向上剤の使い切りタイプ。「両方いっぺんに入れちゃって良いですよー」と言われたのだけれど、タンク容量と濃度を考えるとそれもどうかな…と思えたので、まずはクリーナーのみ注入しときました。もっとも、昔からこの手の商品の効果については額面通りに受け取れない人なので、内側をマシな状態にしてくれるというのなら、少しでも良いからそうしてくれろ、程度の期待でしかありませんが。

整備の記事は、もう少し、続けます。


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by onionjk | 2018-08-05 21:39 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#14 エキゾースト・ガスケットを外す

a0023174_16333311.jpg4年前の整備でもマフラーを外していたのですが、そのときにはガスケットが入っているようには見えず、そしてまた郵政カブにも使えるタグのついた社外品のガスケットが私の車両には合わなかったこともあって、液体ガスケットでお茶を濁していたのです。

で、ホントのところ、アルのかナイのか。何せ古い中古車だもの。過去ユーザがどう処理していたか分かりませんし、私にとって初めてのカブ(そして初ホンダ)でしたから、初期状態が分からないんですよね。ともあれ、下向きで確認しづらい箇所なので、スマホのカメラで撮影してみる。なんか、アルような気がする。
a0023174_16333372.jpgその撮影から1ヶ月。純正ガスケットが届いたところで、汚れを落として再確認。汚れを落としたらなおさらエンジンと一体化しているように見えてしまい、単なる段付き構造なんじゃねぇか? やっぱガスケットはナイんじゃないか??という疑念が湧いてくるわけですよ。

そんな疑念を持ちながら、マイナスドライバーで段差の内側をなぞってみる。隙間は、ない。ラスペネを塗って少し強めに押し込んでみる。ほんの少しだけ、角が入った。エンジンとガスケットの隙間か? エンジンのアルミパーツをえぐっているのではないか??
a0023174_16333362.jpg余りに自信がなくなってきたので、ここで一旦作業を中断して、カブのエキゾースト・ガスケット周りの写真をネットで探してみる。だけど、ほとんどが「これから作業しますよ」写真で、ガスケットを外したあとの写真が見当たらず。いわんや古い郵政カブの写真をや。ともあれ、調査の結果、普通のカブのエンジン側にはガスケットの台座となるような段差はなく、ツルンとしている可能性が高そう。

ということで、確信はないけど「絶対にアル」という思い込みで、再度ラスペネを注入し、ガツンとハンマーでドライバーをぶっ叩く。グニッと入る。あ、やっぱアルよ、これ。
a0023174_16333349.jpgということで、ガスケットがない状態だと、ツルンとしてますよ、二段構造なんかじゃありませんよ、と。

なんて、カブ系エンジンでは常識なのかもしれないけれど、知らなかったものは知らなかったんだもん。
a0023174_16333396.jpgそして、新旧ガスケットの比較。

だがしかし。一連の整備を終え、マフラーがつけられるのはいつの日か。


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by onionjk | 2018-08-03 18:50 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#13 フューエルラインの交換

a0023174_22534225.jpgあちこちのサビも問題だったのだけれど、それと同程度に気になっていたのがゴム製品の劣化。取り立ててガソリン漏れなどは起こしてなかったとはいえ、事前にキャブレターのドレンからガソリンを全抜きしてあったし、フューエルラインのホースを交換するには良い機会だな、と、作業開始。
※私のMDはP型です。

両サイドカバーを外してからタンク下のボルト4カ所を外し、タンクをフリーな状態に。
a0023174_22542418.jpgフューエルラインはフレーム内を貫通しているので、作業の邪魔となるバッテリーを外して…
a0023174_22534236.jpgボルト2本でフレームに固定されているバッテリーを収めるプラ容器を外したら、作業準備完了。
a0023174_22544379.jpgカブの燃料コックはキャブに付いているので、タンク側にガソリンが残ったままホースを外すとエライことになりそう。ホントはホースの途中をナニカで潰しておくべきでしょうが、硬化したホース相手にゃ無理な相談。よって、ドキドキしながら作業開始。上がリザーブ、下がメイン。

だがしかし。固着が激しくマイナスドライバーでコジったくらいでは動かない。そこで、カッターで開腹することにしました。コック側の金属部を傷つけないように、繰り返しうっすら切り開いていくと、ガソリンがじわり。先生!出血です!! 切開作業の手を早め、そそくさとホースを剥ぎ取り、用意していた容器に先端を突っ込む。幸い、ごく少量(ほ)。タンクではなくホースに残っていたものかと。
a0023174_22534111.jpgキャブ側を抜いたら、タンク腹側から出ているホースに着手。よくよく見たら、リザーブのホースが数ミリ縦に裂けてました。普段目にするところじゃないものねぇ。交換する気になってヨカッタ。
a0023174_22555292.jpgホースをフレーム側に残し、タンクを取り外した姿。
右がリザーブ、左がメイン。
a0023174_22555129.jpgタンクの腹側。リザーブ出口の横に「R」の刻印があります。

タンクをひっくり返した状態だと左右逆になっちゃいますが、正位置で「Reserve は R 始まりで Right」と記憶しておけば、配管ミスを避けやすくなるかも。
a0023174_22555174.jpg今回の交換部品は、ケチって純正部品を使わず、キジマのフューエルライン・ホース(外径9mm、内径5mm、全長1m)を準備していました。部品表からメインのホースが47cmであることは読み取れるのですが、念のため、現物を計測。ホースが湾曲したまま硬化しているものの、ザックリ47cmで正しそう。リザーブの長さも同程度だよ、と。

ちなみに、純正ホースはキジマ製よりも内外径とも若干太く、かつ、区別のためにかメインとリザーブでテキスチャーが異なります。そこらへん気になる人は、純正を使った方が心安らごうかと。
a0023174_22560426.jpg外したついでにタンクの状態確認。「この先あまり乗らないんじゃないか」て予感がしたとき、予め満タン状態にしておくよう心がけていたためか、内部は比較的キレイな状態を保っていたのですが、外回りは当然のごとくサビが進行。
a0023174_22560486.jpgタンクは溶接箇所が多いので、余りサビをほじくり返したくないのと、今回の一連の整備はあくまでも整備であってレストアではない(どこかで区切りをつけないと長期戦になる)ので、マイナスドライバーで軽くコジって塗装が剥げるレベルの損傷箇所のみ、手をつけることにしました。

写真はコジったあとの状態です。
a0023174_22560498.jpgキャブの後ろでホース2本を束ねていた金具も酷いサビだったので、コイツも作業対象。
a0023174_22582511.jpgその作業は、(例によって)耐水ペーパーで浮きサビを落とし、サビキラーを塗り、さらに塗料で覆い尽くすパターンです。

タンクのサビ部は、外観よりも機能重視でサビの上から塗れる系のマットブラックを筆塗りに。車体色がオレンジだけに見てくれは大層悪いですが、こうして悪目立ちさせておけば、未来の私がなんとかしようと思うかなと期待(笑)。ホースとの勘合部はピカールで軽く磨き、ホースを束ねる金具はサビキラーの重ねがけとしました。
a0023174_22582453.jpgそして、外したときと逆の手順で、タンクと裁断した新品ホースを装着。もともとホース2本はそれぞれホース保護用と思しき黒いビニールチューブに通されていて、そのチューブがまるで金属かのようにカッチンコッチンに硬化していたのですけれど、大した役目を果たしている部品には見えなかったので再利用することにしましたよ、と。

てな感じで、フューエルライン周りの作業、一件落着。
ガソリン漏れを起こす事なく無事作業終了したかどうかは、この先給油したときのお楽しみ!


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by onionjk | 2018-08-02 00:42 | バイクの話 | Comments(0)

HONDA MD90:再整備#12 シートを塗る

a0023174_16321658.jpg私の郵政カブは、沖縄仕様の白シート。でも、もはや白とグレーとダークグレーのマダラシートに変貌。雰囲気からすると、グレー部分がザラザラとした素材の下地で、白がスベスベした塗料、ダークグレーがカビか油染みっぽい。よって、シート表皮全体をキレイにしようと思ったら、全体を塗装するしかなさそう。そういえば、ネイキッドのインパネを塗った時の染めQが残っていたな…。
a0023174_16321642.jpgということで、下準備として流しで中性洗剤で洗浄。
ぜんぜん綺麗にならなかったので、カビキラーを塗って歯ブラシでゴシゴシ。

ダークグレーの部分は、カビだったらしい。
ばかりか、グレー部分まで白くなっていく。

あれ? これ、素材色じゃなくてカビだった?? それとも漂白された??
a0023174_16321670.jpgなんか知らんけど、ぜんぶ白くなった。
このまま使えそう。
a0023174_16405257.jpgいずれにせよ、シートの汚れの原因は、おおかたコイツら野良猫一家にあるのでしょう。
同じスペースに停めていたネイキッドにも、いろんなモノがこびりついていたものなぁ…。
a0023174_16321633.jpg一方、ウラ側はサビが進行。シートの蝶番周りもサビだらけで、給油のために開閉する度にサビ粉が舞い落ちて気分悪かったんですよね。
a0023174_16321616.jpgシート表皮を外そうとすると、サビた留め金が折れてしまこと必至。よって、耐水ペーパーで届く範囲のサビをある程度落としてからサビキラー塗布。
a0023174_16335860.jpg今回の一連の整備って、大きなネガティブを小さなネガティブに引き上げるような、とてもネガティブな作業続きだったこともあり、ここに至り少しはポジティブな作業をしてやろうという気になりました。

ということで、シートを塗ろう。そうしよう。
シート中央の白は残す事にして(だってお尻に色がついたらイヤだもの)、その前後を塗るべくマスキング。
a0023174_16335876.jpgネイキッドのインパネ塗装から4年以上保管されていた染めQ出陣。エスプレッソブラウンとワインレッドで「使い古された赤茶色の革製品」の再現を図ります。
a0023174_16335840.jpg後ろ側。染色ムラを塗りで再現しようとした結果、少し厚塗りになってしまった箇所もあるけれど、割とキレイに塗れたかな。
a0023174_16335883.jpg前側。生地に波打ちがあったのでマスキングに不安を感じていたら、案の定…。塗らなきゃ良かった。悲しいかな、現実世界ではアンドゥが効かないので、薄め液で部分調整(写真は調整前のもの)。到底ごまかしきれなかったけれど、幸い目立たない面だもの。よかよか。
a0023174_16335862.jpgシート裏面は、サビの上から塗れる系のマットブラックを筆塗り。
a0023174_16365364.jpgシート固定部品は、プラサフとマットブラックでスプレー塗装しました。

これで(しばらくは)給油のたびに気分が悪くなる事もなかろうて。


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by onionjk | 2018-07-31 18:54 | バイクの話 | Comments(0)