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ケアンズ(豪):乗馬:スプリングマウント・ステーション(Springmount Station Horseriding)

a0023174_9491618.jpgオーストラリアの魅力のひとつとして、だだっ広い自然の下でのアクティビティが挙げられますが、特にケアンズは観光都市として発達しているので、それらのバリエーションが豊富でアクセスが良いのが○。私自身は過去3回、のべ約3週間の滞在で、ヨット・クルーズ&ダイビング、トレッキング&カヌー、ラフティング、そしてホース・ライディングに参加しました。ホース・ライディングは日本ではなかなか体験できないし、できても柵の中がほとんどでしょうから、特にオススメです。

95年はBanyan Rangeの日帰りコース(確かA$37)を2回、05年にはSpringmount Station Horseridingの1泊2日のファームスティ(A$160くらいだったかな)を2回、それぞれ参加しました。Banyanはバックパッカーに嬉しい絶対的な低料金が魅力だったのですが、05年には探し出せず終い。そこで代わりに選んだのがSpringmountのツァーでした。ただし、残念ながらココも最近オーナーの都合でサービスを停止したらしいです。とはいえ、だいたいこの手のサービス内容は似通っていると思うので、以下のレポートは参考にはなると思います。これまたただし、ですが、基本的に私は国内手配できるクリーンなパッケージ・ツァーよりも、現地手配のラフな体験モノを好む人間ですので、その偏りだけご注意を。


a0023174_9454850.jpg私の場合、アクティビティ選択には宿のフロントに置かれているリーフレットやカードを参考にしています。特にバックパッカー宿では、安くて手頃なサービスから(ホテルに置いてあるような)高めのサービスまで資料が置いてあるので選択の幅が広いです(むろんバックパッカー同士の情報交換も極めて有効)。ホテル宿泊の場合でも、観光案内やバスターミナル(ケアンズではPIER近くにあり)で幅広い資料が入手可能。むろん、いまどきネットで調べるのも手ですけれど、大手サービスに埋もれて安いサービスは探しづらいでしょうね。

アクティビティを選んだら、前日の夕方くらいまでに自分で電話して予約するか(慣れるまではハードル高いですけど、相手も英語圏以外の観光客には慣れているので落ち着けば大丈夫)、あるいは宿のフロントや街の観光案内のスタッフに代行してもらいます(ケアンズなら日本語が通じる店が多そう)。当日は各自の宿泊施設までクルマで巡回送迎してくれるのが一般的ですが、マイナーな宿だと別途集合場所を指定されることもありますし、船を使うアクティビティなどでは現地集合の場合もあります。出発時間とともにピックアップ場所についても確認をお忘れなく。


a0023174_9434261.jpgSpringmount Stationは、ケアンズの西南西、マリーバのさらに先。朝8時くらいに出て、9時半くらいに到着。軽食をつまみながらスタッフを交えてしばし歓談。若いスタッフのほとんどはワーキングホリデーの連中で、(Banyanでもそうでしたが)平均して1名くらいは日本人スタッフがいます。雑談後、そのときの体調や気分で選ばれた馬の中からスタッフが客の経験値や体形を考慮して組合わせを決め、そして自分の馬とご対面。鞍をつけたらすぐ様その背中へ。馬って何気に背が高いですから、またがると視点が身長よりもてんで高くて新鮮。ライディング・ポジションはオフロードバイク経験者には馴染み深いものです(つまり多くの人には馴染みがない、と)。


a0023174_9444344.jpg簡単なレクチャーを受けたら、さっそくスタート。1回のツァーはだいたい90分。草原あり、荒れ地あり、森あり、起伏あり、渡河あり、湖あり、と、コースによって路面も景観も様々です。常歩(なみあし)でポコポコとただ歩くだけではなく、尻が痛くなるトロット(速足、トットットッ)のほか、暴れん坊将軍気分のキャンター(駈歩、パカランパカラン)まではたいてい体験できます。どこか余所のサービスでは、ギャロップ(襲歩、競馬でおなじみ)を体験できるらしいと日本人スタッフが話していましたが、まぁ、私ゃキャンターで十分に爽快。

さて、文化の違いで西洋人参加者の多くが過去に乗馬経験があるのに対し、当然のことながら東洋人旅行客には初心者が多い(だいたい2度も3度もやろうという人が少ない)。従って、東洋人が多いツァーはキャンターが割愛されるなどして全般に動きが大人しくなり、余り面白くありません(西洋人は露骨につまらなそーな顔をする)。そもそも観光客は馬に馴れてなくても、馬は観光客を乗せることに慣れているうえにルートや歩法の変更ポイントを知っているので、初めてでもオドオドしないで馬の動きに身を任せちゃうべきでしょう(動物に馬鹿にされると増々言う事を聞かなくなる)。やがて制御できるようになってくると、すんごく面白くなってきますよ!


a0023174_9441829.jpg午前のツァーから帰ると、昼ご飯を食べてひと休み。その間に、ブーメラン投げをしたり、近くの川でひと泳ぎしたり(あんまりキレイな川ではなかったけど!)するも善し。95年のBanyanは、やさぐれたオヤジたちが空いた土地を利用して観光客相手に小遣い稼ぎを企んでいるような所でしたけれど(そういった雰囲気は嫌いじゃないので2回行った)、Springmountは農場経営の一環で観光サービスをしているような、そんな余裕が感じられる所でした。メインのホストはお歳を召した奥さん。旦那の方はクルマの送迎と買い物くらいしかしてなさそーな雰囲気(笑)。農場だけに色んな動物がいて楽しい場所でした。写真のカンガルーは餌付けしてたら居着いちゃったらしい。


a0023174_9452195.jpg午後のツァーが終わると、日帰りツァーの参加者はクルマが出るまで一休み。写真は「ヤギの赤ちゃんに授乳してみない?」というオバチャンの声に反応した人たちの図。口車に乗せられた無償奉仕とも言う。ワーキングホリデーで来ている人は、こうしたツァーに参加して、気が乗ればその場で労働条件などを雇用者と話しはじめたりします。


a0023174_9453378.jpg宿泊客向けの寝床はバックパッカー宿のノリ。Banyanはただのテントでしたから、その面では雲泥の差。そこらへんがサービスの提供価格に大いに反映されているのでしょう。ちなみに、Springmountの料金も、相対的には安い方です。昼ご飯はステーキか魚のグリルという割としっかりとしたものでしたが、晩ご飯は2回ともパスタ。朝ご飯はもっとあっさりしてトーストとコーンフレーク。最初は「え、これだけ?」と感じましたが、まぁ、1日を通せばバランスは良いのかな。素晴らしいのは草の香りと夜空の星(でもやっぱり地平線まで開けたウブド(エアーズロック)の星空が一番凄い)。早朝の農場の散歩も気持ちよかったです。そしてまた、新たな日帰り客と共に、お馬さんパカパカ。

ここなぁ。良かったのになぁ。閉鎖とは残念。
by onionjk | 2009-11-03 12:34 | その少し先まで | Comments(0)

ケアンズ(豪):宿:インターナショナル・ホステル(The International Hostel)

a0023174_10572882.jpgエスプラネードの南端近く(港/PIER寄り)にある宿「インターナショナル・ホステル(→The International Hostel)」。95年にケアンズを訪れた頃から「地球の歩き方」とかで上位にリストされるようなメジャーなバックパッカー宿のひとつでした。その当時の私は海外での日本人との接触を極端に避けていたので、リスト上位の宿ではなく、あえて市街地の西外れにある「Up Top Down Under」というバックパッカー宿(以下、バッパー)を選んで1週間ほど泊まっていました。

そんな私が何故「インターナショナル」を選んだかというと。

サンシャインタワーを延泊して風邪を治してから1泊2日のホース・ライディングに参加したところ、さすがに病み上がりで馬乗りをしたものだから疲労は極限。夜にケアンズまでマイクロバスで送ってもらった頃にはヘットヘトでした。たいてい、この手のアクティビティは各参加者の宿を個別に巡回してくれます。まだ宿を決めてなかった私は、「次はインターナショナルだよぉ」というスタッフの呼びかけの中に含まれていた「インターナショナル」という単語に朦朧とした頭の中のかすかな記憶が共鳴し、そのままフラフラと泊まってしまった次第。写真で男性2人が立っている(写真に対して)左側の建物です。


a0023174_10575172.jpgこの宿にはシングル/ダブル/ツインといった部屋もありますが、やっぱり主流はドミトリー(相部屋。以下、ドミ)。ここでは4人相部屋(A$22)と8人相部屋(A$18)が選べました。1泊A$10〜15くらいが普通なドミとしては、少々高めの価格設定。ドミの面白さは、もちろん色んな国の連中と接する機会が増大する点にあるのですが、一方で、こういった小部屋スタイルの場合、同居人の性質によって居心地が極端に変動します。例えば、酔っぱらった若い欧米人の声のでかさは半端ないし、群れた日本人は五月蝿いし、部屋に女性を連れ込んで口説き始めるバカもいます(この傾向は都市の規模が大きいほど、また海が近いほど、強くなる)。ただ、私のように静かに一人旅を楽しむ人もそれなりに多いので、結局は当たり外れですね。いずれにせよ少人数部屋の方が静かだろうと、4人部屋をチョイス。なお、宿によっては男女同部屋のドミもありますが、ココは部屋ごと(ひょっとするとフロア別)に振り分ける方針のようです。


a0023174_10584199.jpg左の写真は建物の内観。1階入口には観光案内所(日本人スタッフ有)があり、奥に向かってフロント/インターネットコーナー/自販機/共同キッチン/共同ランドリーと続きます。2階〜4階が宿泊部屋で、写真で4階の奥に見えるのが共同シャワールーム。もちろんトイレも共同。最上階は、大型テレビと複数のソファー、それに時間貸しのビリヤードコーナーのある娯楽室になっていました。

1階横にはレストランがあって宿泊者はフロントでチケット(A$10くらいだったかなー)を買うと、割引料金で晩ご飯が食べれました。宿泊2日目に利用しましたが、正直あまり感心しなかったので、それっきり。オーストラリアの食事代は、宿泊費に比べて明確に高い(日本と同等かもっと高い)ので、長期間滞在でバッパーを利用するような輩は自炊が当たり前になります。05年の2回の旅行は95年の旅とは違って一般的な観光旅行でしたからさすがに自炊はしませんでしたが、ニコチンのほかカフェインも必要な私は、スーパーで瓶入りインスタントコーヒーを買ってキッチンで沸かして一服してました。残ったコーヒーは相部屋の連中にお裾分け。

05年の旅行では日本人観光客の多さに驚いたのですが、それでも2月末という中途半端な時期だったせいか、バッパーで日本人を目にすることはほとんどありませんでした。そんなこともあり、同じ年の6月に出かけたときもこの宿を利用。バッパーの魅力は先に上げたガイジンさんたちとの交流のほか、もちろん安さと、あとはチェックイン時間を余り気にしないで良いところ。95年当時はグレハン(グレー・ハウンド、バス会社)の大陸東半周パスを使って経巡っていたのですが、だいたい前夜に電話予約しておくとバスの到着時間にクルマで迎えに来てくれるし、予約してなくとも他の人を迎えにきたスタッフに部屋がないか確認してもらったり、あとは飛び込みで気軽に尋ねてみたり(05年の2回がそう)、と、まぁ、融通が効くというか大雑把なあたりが私的に馴染みやすい宿泊サービスですね。

一方で、正体不明の連中と同部屋になるので、身の周りの品や自分自身に対するリスク管理が必要です(貴重品はフロントで預かってくれます)。不幸にも五月蝿いガイジンさん達と相部屋になったら、毅然とした態度で「うるせぇ、静かにしやがれ!」くらい言ってあげましょう。アクション映画のノリで「この○○野郎!」まで付け加えると、ウェイトで不利な肉弾戦になる可能性が高いのでご注意を(実際そんな強く言わんでも、たいていの連中は静かにしてくれますよってに)。
by onionjk | 2009-11-01 13:19 | その少し先まで | Comments(2)

ケアンズ(豪):宿:サンシャインタワー(Sunshine Tower Hotel Cairns)

a0023174_12582415.jpg4年前のオーストラリア行を旅行記調に書き始めたのはいいけれど、ケアンズに着いた時点から4年間放ったらかし。何事にもケジメは必要という事で、テーマに分けて再開します。なお、この4ヶ月後にまたケアンズに出かけ、それより遥か昔(1995年)にも訪れていたのでそこら辺の話も交えるつもり。なお、写真はフィルムカメラ(PENTAX Super-A)とデジカメ(CASIO Exillim M20)で撮影したものです。

まずは、前回の日記の続きとして、ホテル「サンシャインタワー(Sunshine Tower Hotel Cairns)」の話題から。


95年にオーストラリアに1ヶ月半ほど滞在したとき利用したのは、もっぱらバックパッカー宿。05年の旅行でもそのつもりではいたものの、10年振りの海外旅行ということもあって、現地の空気に馴染むまでの最初の2泊は日本でホテルを手配することにしました。基本的に私は海外で日本人に囲まれるのが嫌いなので、日本人の多い繁華街から少し離れ、かつ、相対的に安い宿をHISに探してもらい、その結果選択したのが、このホテル。


a0023174_12592013.jpgホテルのランクとしては「スタンダード」クラスでしょう。上の方のフロアだったので、窓からの見晴らしは良いのだけれど、海から遠いこともあって、悲しいかな見るべき物が余りない。部屋はエアコン/シャワー/トイレ/冷蔵庫/湯沸かし器/テレビつき。オーストラリアのあちこちで色んな宿に泊まりましたが、シャワーとトイレが共用じゃなかったのは、ここが2件目(笑)。日本から手配できるような宿なら別でしょうが、95年当時、現地での安宿探しで名前に「ホテル」なんてご立派な単語がついていてもバス・トイレ共用のところが珍しくなかったので気にする方は要注意。まぁ、あれからだいぶ月日が流れたから、変わったかも知れませんが。


a0023174_12594258.jpg宿泊費はツインを1名利用で、当時の為替レートで1万円くらい(A$130前後?)だったかな。前回の記述にもある通り、ひどい風邪っぴきだった私は養生のため現地で1日延泊したのですが、その際にフロントのおばちゃんから「あなたHISの利用者?それじゃ」と言われて支払ったのがHISと同じ価格。おばちゃんの言葉のウラに<あんたホントはもっと安いんだよ>というメッセージが含まれていたのを覚えています。ちなみに日本語を話せるスタッフには遭遇しませんでした。


a0023174_1258416.jpg裏庭には、比較的大きめのプールと、ジェット水流つきのこじんまりとしたSPAがあります。プールサイドの雰囲気はのどかで良ろし。これならまぁ多少高くても許してやろう、といったところですね。水は少し冷たかったですが、亜熱帯の強くも暑い日差しに焼かれた肌にはピッタリ。風邪を引いていた私は、テレビの映画鑑賞にあきると、熱冷ましと光合成目的でよく利用してました。ただ、夕暮れのキレイな時間から夜にかけては、ほろ酔い加減の白人カップルがSPAでいちゃつきはじめるので、性根の清らかな日本人はプールに入りづらくなる状況に遭遇するかもしれません。私ゃ性根が腐り気味な日本人なので好きなようにしてましたが。

1階の玄関側にはレストランが併設されています。初日、晩ご飯を食べに寄りました。落ち着いた雰囲気があり、料理も美味しかったですが、お値段がちょと割高。私みたいに旅行経費全般の削減目的でHISを使うような人が入る店ではありませんな。少なくとも、Tシャツ+短パン+サンダルで入るような雰囲気は皆無なので、多少は身なりに気をつけた方が良いでしょう(っても私だってポロシャツ+ジーンズ+ブーツレベルでしたけどね)。

ホテルの周囲は、道路以外に見るべき物なーんもなし。繁華街まで歩くと結構な時間がかかるのと(中心部まで15分くらい)、そこに至るまでの雰囲気が余りよろしくないので、女性の方にはタクシー利用をお勧めします(特に夜)。積極的にこのホテルを選ぶのだとしたら、あくまでも「泊まるところ」と認識して、現地のアクティビティのピックアップポイント(たいてい送迎サービスがある)として活用。そして、休息日はホテルのプールでのんべんだらりんとする、と。そこらへん割り切れれば、値段も手軽だし、良い宿だと思いますよ。

なお、市街地から離れているから日本人が少ないものと期待していたものの、日本から手配できる低価格帯の宿が限られるからでしょう、日本人20代グループと少なからず遭遇しました。その点を気にされる方は、もう少し高い、中途半端な価格帯のホテルにシフトした方が、より海外旅行気分を味わえるかと。
by onionjk | 2009-10-31 16:41 | その少し先まで | Comments(0)

ケアンズ(豪) Day 1-1

a0023174_1223942.jpgロクに眠れないまま、機内照明の朝を迎えた。機内の乾いた空気の影響で、ノドの状態はますます悪くなっていた。超軽食を済ませたところで、スチュワードにイミグレーション・カードをもらい、いそいそと記入する。このカード、ホントは夜の内に配るモノなのだけれど、私ゃ寝入っていたし、だからといって代わりに受け取ってくれるほど気配りのできる体育教師ではなかったらしい。それにしても。イミグレ・カードが日本語化されているのには驚いた。10年前も日本人が多かったけれど、最近はその傾向が強まったってことでしょうか。

朝6時前にケアンズ到着。団体さんに揉まれながらも、サクッと入国審査を済ませる。以前来たときは、シドニーに着いたと寝ぼけ頭で思い込んで入国審査を受けてしまうというヘマをしでかしたので、ケアンズでの入国審査はこれで2度目だったりする。預けておいたフレームザックに冬物をしまい込み、今度は荷物検査の方へ。係のオネーチャンは、私のあまり奇麗とはいえないザックをちらっと眺め、「OK、行っていいですよん」と中身も見ずに簡単に通してくれた。いい加減なんだか、日本人が信用されているんだか、それとも私からにじみ出る品位のせいなんだか。

そして早朝の到着ロビーに一番乗り。出た瞬間に「○○様」と書いたプラカードの群れに出くわして、少しひるむ。別に私を待っていてくれる人がいるわけでなし、そそくさと近くのベンチへ待避。また昔の話になるのだけれど、帰路の飛行機を予約するために10年前にもケアンズ空港に来たことがあります(従って、何故かココに来たのは都合3度目なのですね)。施設内は当時のまんま、なぁんにも変化なし。前に来たときに昼飯を食った2階にある軽食屋が営業中だったので、懐かしく思いつつ、出ない声でカプチーノとクロワッサン・サンドを頼んで、のんびりと朝食をしたためました。

さて。これからどうするか。表をだらだら歩いたり、成田の免税店で買ったタバコをプカプカふかして時間を潰しながら考えてみる。宿のチェックインは午後2時。でも今は午前7時。融通の効きまくったバックアッパー宿ならまだしも、ホテルだもんな。いくらなんでも早すぎるよなぁ。とはいえココに居てもしゃあないので、とりあえずタクシーでホテルに向かうことにする。人の良さそうな運ちゃんに「市内に向かって、サンシャイン・タワーで降ろしてください」と頼んだつもりだったのだけれど、久しぶりの英語でなおかつ声もまともに出ないもんだから、「街へ向かってサンシャイン・タワーで降ろしやがれ」くらいのトーンで話したのでないかと思うところ。いやはや。何様だろ、俺。

空港から10分くらいでホテルに到着(A$12)。なーんか、昔はキレイだったけど今は落ちぶれました温泉観光ホテルみたいな雰囲気。ちょっと引き気味になる。とはいえ今さらしかたがない。とっとと中に入り、フロントのオバチャンに話しかける。チェック・インできる? と聞いたら、「運が良ければねー」と調べてくれた。が、運が悪くて部屋がまだ開いてないらしい。ガーン。ノドだけではなく、洟をかむとボンドのような鼻水が出てくる状態だっただけに、休めないのはかなりショック。とはいえ今さら仕方がない。でかい荷物を預け、付近の地図をもらって町中を彷徨うことにした。


a0023174_11354688.jpgホテルはケアンズ中心街から北側徒歩15分くらいのところ。ともかくも、海っぺりを目指す。エスプラネード(海岸通りとでも言いましょうか)を渡り、海岸沿いの公園でひと休み。朝8時といえど日差しが強烈。そんな中を健康オタクのオージー達がジョギングしている。一方、私の方はといえば、どうやらインフルエンザらしい。うぅ、久々の海外なのに・・・。などと少々凹みながらベンチでグターっとしていると、いきなり背後から「どこから来たんだね?」と話しかけられてきた。振り返ると、誠実そうな白人のオジサンが佇んでいた。日本からですけど、と答えたら、エホバの証人ガイドブック<日本語版>をくれた。おいおい。朝っぱらから、勧誘っすかぁー?

オジサンと別れて(正確には適当にあしらって)、再出発。今回は1週間まるまるケアンズに滞在するわけだから、街の地図を頭に叩き込んでおく必要がある(それに時間つぶしにもなる)。ケアンズの繁華街自体はそれほど大きいものではないし、道路も碁盤目状に通っているので、京都と同様、通りの名前を覚えてしまうと場所が特定できるので便利である。時折地図を出しながら使えそうな店をチェック。だらだら歩きながら、南のPIER(ヨットハーバーと公園のコアをなす建物)の方に向かい、昔馴染みの長距離バスターミナルでまたひと休み。

バスの待合室にある観光ツァーのパンフをつらつらと眺めながら、今後の行動を検討する。前回参加したグリーン島への日帰りヨット&ダイビングツァーは気持ち良かったから、今回も参加予定。また、乗馬も楽しかったので、これもまた候補。そのほか適当そうなパンフと、旅の後半で止まる安宿のガイドブックをデイパックに詰め込んで、外に出る。でも、まだ10時。先は長い・・・。

PIERの近くには、Lagoonという無料開放の公共プールがある。時間もありあまってるし、今のうちに軽く日焼けしておくことにする。急激に焼くと、行動不能に陥りますからね。更衣室で水着に着替え、荷物をコインロッカー(A$2/3h)に預けて芝生にゴロリ。ふぅ、ようやく落ち着ける〜。さすがにこの時間になると、日差しも強烈。合間に水につかりながら、片面40分の焼き時間。日曜ということもあり、それなりに人がいたのだけれど、混み過ぎず空き過ぎずという程よい加減でよろしゅうございました。水も芝生もキレイに管理されていて、こういう公共施設が身近にある社会というのは羨ましいもんですなぁ。

12時ころまでダラダラしてたところで、肌が少々ピリピリしてきたので、Lagoonをあとにする。宿に向けてちんたら歩いて、宿の近くにあるサンドイッチ屋さんで昼飯を済ませ、1時頃に再びホテルのフロントへ。折よく朝のオバチャンが働いていたので、まだ少し早いけど・・・ってんで調べてもらったら、OKとのこと。ふぅ。チェック・インを済ませ、ようやく安息の地を手に入れましたとさ。

【→宿:サンシャインタワー
by onionjk | 2005-03-18 14:07 | その少し先まで | Comments(0)

ケアンズ(豪) Day 0

a0023174_131315.jpg夜通しカラオケの影響で、出発当日は午後3時頃に起床。飛行機はカンタス航空の21時10分便で、成田のHISカウンターでの集合時間が19時10分だったものだから、余裕を持って最後の荷造り確認。前回の豪州行き同様、今回も50Lのフレームザックにまとめました。メインの気室の上側にデイパックとウェストポーチ、下側に着替え4日分などの衣服類、そしてその下部にダイビング用フィンなどをまとめた防水袋をくくりつけました。なにぶん気候が日本と間逆なので、向こうに着き次第、冬物衣類は上気室のバック類と入れ替えようという算段。

ウチから成田までは、新宿から成田エクスプレスを使って2時間くらいだった記憶があったので、17時に出発。新宿駅で時刻表を眺めていたら、惜しいことにタッチの差で1本出たばかりでした。次便は約40分待ち。その便で何時に着くのか、窓口の人に尋ねようとしました。が。ぐ。声が全然出ない。うわーカラオケの影響だー。起きてから誰とも話してなかったから全然気付かなんだ。改めてやたらとガハゲヘしながら声帯ではなくノドを使いながら無理矢理声を出して尋ねてみたところ、変な顔をしつつも19時40分着であるむね、係員が答えてくれました。間に合わないじゃん。

そうなると只待っていられなくなるが私の性分でして、こうなりゃ上野まで出てスカイライナーで行こう!という気になりました。が。京成上野駅まで辿り着いたものの、スカイライナーの券売機の電源が落ちている。なんだよこれー壊れてるんじゃねぇのー、と思いつつ駅員にシャガレ声で尋ねてみたら、この時間はスカイライナーじゃなくてイブニングライナーになるとのこと。なんだそりゃ。

とにもかくにも成田空港までの切符を買って、ホームの特急券販売機に向かう。列車は到着してて車内清掃中。そばにいた駅員に、一番先に成田に到着する列車を聞いてみたら、フツーの急行電車であると。新宿で成田エクスプレスを待ってた方が早かったのかなーと思いつつ、重い荷物を背負いながら階段をまた上って下りて、ようやく目的地行きの電車に乗り込みました。

成田空港に着いたのは、19時30分。お。成田エクスプレス使うより安く早く着いた♪ そそくさとHISカウンターでチケをもらい、カンタスカウンターでチェックイン。ラッキー♪通路側♪ と思いつつゲートを出ようとしたら、受付してくれたお姉さんがバタバタと駆け寄りながら「お客さま!」と声をかけてきた。はぁ?ダブルブッキングですかぁ? 再度チケを渡して戻ってきたのを眺めてみれば、あらら窓側。少しゴネてみる。お姉さんはワタワタとしながら上役と思しきオバサンに相談しに行った。「なにバカ言ってんの!満席なのよぉー!」というお局様の声が耳に入った。なーんか嫌な予感。

結局、席は変わらず窓際のまま。出国審査を受け、空港内の薬局で買ったノド薬をナメながら出発ロビーに向かうと、そこには満席の原因、学生服を着た高校生の騒がしい群れ。うわー近ごろのガキゃあ卒業旅行でオーストラリアですかぁ?生意気な。つーか、同じ飛行機かよ。うっとうしい。しかしながら。幸い、飛行機の中では集団とは距離があって、騒々しさからは逃れることができました。幸い、窓際席でも2人席で前が壁だったから、あんまり隣に気を使わなくて済みそうで、ほ。

ところが幸いでなかったのが、隣に座った客。どうもアノ集団を引率している教師陣の一員らしい。実は待ち合い室そばのカフェラウンジでたった一つしかないテーブルスタンドでコーヒーを飲んでいたときに、ビール飲みながら他の客(私)を気にせずグチを言い合う数名のオジサン達に囲まれていたのです。隣の客も、そこにいた。生徒が生徒なら教師も教師だったんだなー。しかも他の連中はスーツ姿なのに、そいつだけジャージ姿。うわー、コイツ体育教師だ。俺、体育教師ってイヤなんだよなー。

その体育教師。どーだ俺の身体ってスゴイだろータイプのガタイの良さで、腕が毛むくじゃら。ジっとしているのが気が手らしく、小刻みに身体を揺らす。そのたびにシートがギシギシ。狭いエコノミー席の隣に座る客としては、物理的にエライ迷惑。私ゃカラオケ疲れでメシ食ったら早々に眠りたかったのに、ソイツはランプつけて機内にもちこんだ雑誌の山を延々と読みふけるわ、他の教師としゃべくるは、客室乗務員を何度も呼ぶわで、心理的にもエライ迷惑。だから体育教師ってキライだ。

そんな感じで、二日続けて眠れぬ夜を過ごしながらの夜間飛行となりましたとさ。

【→Day 1
by onionjk | 2005-03-13 14:21 | その少し先まで | Comments(0)

ケアンズ(豪) Day -1

a0023174_13241517.jpg2/19〜28まで、7泊9日でオーストラリアはケアンズに行ってきました。最初は近場でグアムを考えていたのですが、なんせHISに航空券を頼みに行ったのが出発6日前の2/13のこと。世は卒業旅行シーズンの真っ最中で、チケが取れませんでした。代案として相談したのがオアフ島経由のマウイ島、もしくはハワイ島。しかし、2/14に会社にかかってきた電話でこれまたNGであることを聞かされる。もともと気分は「南の島」だったので残念無念意気消沈。なんかもうどうでもいいや!という感じでケアンズを選択した次第です。

オーストラリアには95年に出かけて、バスで一月半かけて大陸の東半分を回ってきました。ケアンズにも1週間くらい滞在したのかな。ケアンズの街自体にはそれほど興味を引くものがあったわけでもなく、町外れのバックパッカー宿を拠点にして、色んな体感モノツァーに出かけていました。まぁ、今回もそのノリでもいっかぁという腹もありましたがね。

とにかく目的地が決まったものの、出発まで日数がない。2/15にHISには航空券とビザ、それに担当者お任せで最初の3泊の宿の手配を頼んで、私は私で服だの潜水道具だのカメラだのの準備と買い出しとパッキング、そして換金(A$400 + TC A$400)。そんなんでドタバタと時間が過ぎて、肝心の「今」のケアンズの情報収集をする暇がござりませんでした。まぁ、もともと行き当たりばったりな旅行だし、この際なんでもいーかーという気分。

そして出発の前日。出社したもののなんだかノドの調子がよろしくない。インフルエンザっぽい症状をした同僚がいたりしていたので、これはマズイゾとばかりにイソジンうがい薬を買ってきて、ガラガラ消毒しておりました。折も折り、この日は会社の送別会。夕刻、中華料理屋で宴会が始まり、そのままカラオケに突入。ケアンズ便は夜出発でしたし、私自身、歌うのはキライではないので(笑)、夜明けまでマイク握りしめガナっておりました。

早朝の渋谷駅に向かえば、そこは雪景色。寒ぃ〜。眠ぃ〜。のどガラガラ〜。
とても亜熱帯への出発当日の雰囲気ではありませんでしたとさ。

【→Day 0
by onionjk | 2005-03-12 14:01 | その少し先まで | Comments(0)